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前の「壊された世界」の続き、と言うか、蛇足?っぽいもの。
彼が、本当に消えてても、それはそれでと思ったんですが・・・
ここはっ!
クラブRとか、何か、異次元的な?所に、まだ居る、うずくまっちゃってる眼鏡さん。
の雰囲気で!
短文です。宜しければ、GO!
彼が、本当に消えてても、それはそれでと思ったんですが・・・
ここはっ!
クラブRとか、何か、異次元的な?所に、まだ居る、うずくまっちゃってる眼鏡さん。
の雰囲気で!
短文です。宜しければ、GO!
何処かで、自分を呼ぶ声が聞こえた・・・気がする。
だがそれも、
風に浚われる砂のように跡形も無く消えてしまう。
自分が、誰なのかさえもう思い出せない。
何故自分が此処に居るのか。
何時から此処に居るのか。
考えるのさえ、もう億劫だ。
時折、金糸のような髪を靡かせながら不可解な表情を浮かべた男が来るが、
ただ何をする訳でもなく、すぐに立ち去ってしまう。
まるで、<俺>が、消えるのを待っているかのように。
(・・・くだら、ない)
何もかも、分からなくなってしまっている自分が何故まだ存在しているのか、
消えてしまうのを、ただ、この空虚な空間で待ち続けているのか。
分からない、何が分からないかも、もう分からない。
けれど、
ただ一つだけ分かる事がある。
「声」だ。
時折聞こえる、虫の羽音のようなその声は、確かに<俺>に届く。
その度、何か忘れかけているものを思い出させる。
その度、何か忘れかけているものを思い出させる。
声の主なのか、違う誰かなのか。
それは分からない。
そして、この、優しい笑顔。
誰かの名を、愛おしそうに呼ぶ。
それが、
この「声」と「笑顔」だけが、<俺>の意識を繋ぎ止めている。
そう、
この馬鹿だの、アホだの、無能だの、臆病者だのと。
罵詈雑言を降らせている張本人をぐちゃぐちゃにしてやらなければ。
消えるにも、消えきらない。
そうだ、首洗って待ってろよ。
―――― ・・・<オレ>、
〈END〉
安易過ぎますよねーっ!すいません。
いや、やっぱり幸せになって欲しいなぁ、と。
うん。
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プロフィール
HN:
錦季(にしき)
性別:
女性
自己紹介:
主人公と大して変わらない歳なんだと今更気づいて、嬉しいような、哀しいような複雑な心境です。同志の友、曰く、典型的AB型らしいので…私どうやら変人のようです。
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