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泡沫。
18禁BLゲーム二次創作ブログサイト   ※妄想駄々漏れ注意報随時発令中
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ノマメガです。

自分で砂吐きそう。甘々と言うのか?

ナチュラル分裂、違う仕事場、違う住居。同一人物性皆無ですが…

よろしければ!








「あ、もしもし?俺?」



さっき、出て行ったばかりの奴からの電話。相変わらずの間抜け声だ。

余り良い予感はしないな。取らなければ良かったかと、少し後悔した。



「…俺の携帯に、俺以外の誰が出るんだ?」



後ろからは、ざわざと、騒がしく人の声がしている。

「う、なんでそんなに冷たいだよ」

「なんで、だと?今さっき、バタバタと忙しなく出て行った奴の電話だ…出てやっただけ、有り難く思え」

「うっ、その件に関しては…どーもすいません」



本気かどうか計りかねるな。



「当たり前だ、散らかすだけ散らかした挙げ句…いや、それより用件はなんだ。忘れ物だったら、届けてやらないからな」



無意識に辺りを見回すが、それらしき物は無い。第一、俺がそんなヘマをする筈がない。

俺の家の方が、あいつの仕事場までは近い。むしろ、あいつの家からの方が遠いくらいだ。

まったく、忘れ物を理由に、入り浸りを許す程寛容じゃない。昨日だって、今日が休日出勤だと分かっているにも関わらず、この様だ。あいつの大丈夫は、一番宛てにならない。



「実は、言いにくいんだけど…時間間違っちゃって…30分位」



申し訳なさそうに奴が言う。



「だから?それと、この電話と、何の関係があるんだ?いい加減にしないと切るぞ」



別に間に合ったんだから良いじゃないか。わざわざ言う必要無いだろう。

余計に力を入れると、余計な所が痛む。昨日の事が脳裏を過り、小さく舌打ちをした。



「あーっ!待って、ごめんごめん!…怒るなよ」

「じゃあ、早く用を言え」

「…えっと、これ?」

「はぁ?」



本気で切ってしまおうかと思った。すんでで止めたが、何故止めたのか。

後でこれを大いに後悔する事になる。



「だ、から。あー、お前の声が聞きたかったと言うか…いや、断じて暇潰しとかじゃなくて…」

「切るぞ」

「わーっ、ダメ!」



ぴろろろっ…



「電車来たんじゃないのか?…じゃあな、」



ようやく解放されるかと思い、まだ微かにあいつの匂いが残る白いベッドの上で、寝返りをうった。天井が遠い。



「あっ!えっと、…」

「?」

「体、大丈夫?ごめん…今度はもっとちゃんと…あぁ、もぉ、



…好きだ!」



ガチャっ!!



「…あいつ、」



携帯を握ったまま、再度、寝返りを打った。当分、ベッドから出られそうにない。

これでまた、家に来るのを許してしまう。あんな風に言われてまったら、これをネタに怒る事も出来ない。

前なら、それも容易かった筈なのだが…



今、胸に沸き上がるのは、

情けなさと、そして…。







〈END〉





何気に、お初の翌日(笑)ノマは、仕事で朝早く出なきゃいけないのに寝坊。



眼鏡にすまないと思いつつ、出て行ったのに、あろう事か時間間違いで…時間があるから眼鏡の声が聞きたくて、謝りたくて電話した訳です。



眼鏡は携帯の向こうで赤くなってます、嬉しいやら恥ずかしいやら。



ピュアいっ!夢見過ぎで、申し訳ない(*^_^*)

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錦季(にしき)
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自己紹介:
主人公と大して変わらない歳なんだと今更気づいて、嬉しいような、哀しいような複雑な心境です。同志の友、曰く、典型的AB型らしいので…私どうやら変人のようです。
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あぁ、もおぉ! 克克「ある彼の非日常」
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